はじめに
訪問看護への転職を考えている方や、新人として現場に出る方の中には「どんな勉強をしたらいいの?」「どんな技術が必要なの?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
訪問看護では、病院とは違い“1人で判断する力”が求められます。
この記事では、訪問看護師として現場で本当に必要だと感じた施術をチェックリスト形式でまとめました。
訪問看護で求められる3つの力
- 医療技術
- アセスメント力
- コミュニケーション力
在宅の現場では様々な能力を駆使して、利用者様の生活を支えます。
中でも重要になってくるのが、上記の3つの力であると考えます。
ひとつずつチェックしていきましょう。
医療技術チェックリスト
⬜︎バイタル測定とフィジカルアセスメント
⬜︎点滴管理(皮下・末梢点滴、中心静脈)
⬜︎胃ろう、経管栄養管理
⬜︎吸引
⬜︎膀胱留置カテーテルの挿入・管理
⬜︎在宅酸素管理
⬜︎インスリン管理
⬜︎ストマ管理(腸・膀胱)
⬜︎気管切開の管理 (吸引・入浴介助など)
⬜︎お看取りケア
⬜︎服薬管理(麻薬を含む)
⬜︎保清ケア(入浴、陰部洗浄、おむつ交換など)
他にもまだありますが、上記の経験があれば即戦力になります。
膀胱留置カテーテルの挿入については安全のため、女性のみしか行わないというステーションが多いです。
アセスメント力チェックリスト
⬜︎利用者様の“いつもの状態”を把握している
⬜︎“いつも”と違うに気付ける
⬜︎食事量・排泄量から状態を考えることができる
⬜︎家族の不安を察知できる
⬜︎今後利用するであろう社会資源が予測できる
⬜︎訪問日の“点”ではなく、続く日常の“線”で考えることができる
病院との大きな違いは、常に医療資源に頼ることができないことです。
そのため、「今目の前で起こっている状態」に着目するだけではなく、利用者様の「続く日常」を前提にケアを組み立てていかなければなりません。
例えば、ご高齢な方でいつもはご自身でトイレに行けていても、発熱でふらつきがあるとトイレに行くのも容易ではありません。
看護師が訪問時にオムツに変えても、次に支援者が来るまで濡れたオムツはそのままになってしまいます。
こんな時は訪問回数を増やしたり、ヘルパーさんを入れたりと選択肢をいくつか考えなければなりません。
また、日常が続くということは、歳を重ねるということです。
疾患や年齢で利用できる社会資源は変わっていきます。
その知識を持ちながら、生活を支える支援が必要となってきます。
介護保険をご利用の方はケアマネージャーさんがいらっしゃるので、支援計画を立てるのはケアマネージャーさんですが、看護師のある程度知識が必要になります。
訪問看護師を始めたての頃のリアルなお話はこちらで紹介しています。
コミュニケーション力チェックリスト
⬜︎医師への報告ができる
⬜︎ケアマネさんとの連携ができる
⬜︎ヘルパーさんなど他職種との連携ができる
⬜︎利用者様、ご家族様との対話ができる
⬜︎一般的なビジネススキル
⬜︎伴走の意識を持って支援できる
私は病院でしか働いたことがなかったため、恥ずかしながら電話の応対も一から教えてもらいました。
在宅の現場は病院、ケアマネージャーさんだけでなく、保健所や学校など様々な職種の方と関わります。その時に相手に失礼のないような関わり方が必要ですね。
また、入院されている方は病気を治しに来られていますが、訪問看護では(当たり前ですが)ご利用者様のお宅に訪問させていただきます。つまり、相手のフィールドに入らせて頂くことになるので、不愉快にならないコミュニケーションが求められます。
伴走を意識したコミュニケーションの重要性については、こちらの記事をご覧ください。
すべて完璧である必要はない
とはいえ、全て完璧にできる人間なんていません。
訪問看護は「技術100点」よりも
☑️判断力
☑️誠実な姿勢
☑️チーム連携
が問われます。
まとめ
訪問看護に必要なのは、ご利用者様の生活を支えるという気持ちです。
わからないことはこれから学べばいいし、失敗しても糧になります。
たくさんの経験を積んで、いい関わりができればいいと私は思います。
リアルな現場のお話しは以下の投稿を見てみてくださいね。

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